Apple TV 4K(第4世代)は買い替えるべき?第3世代との6つの違い

Apple TV 4K(第4世代)は買い替えるべきか、と書いたアイキャッチ。帯に「今のままでいい人」、右の丸に「第3世代から6 変わった点」
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この記事を公開した2026年11月2日の時点で、Apple TV 4K(第4世代)は予約受付中です。販売開始は11月13日(金)です。

たとえば、金曜日の夜。リビングでドラマの続きを観ようとリモコンを手に取ったところに、スマホへ「新しい Apple TV 4K を発表。A19 チップで、より速く」というニュースが流れてきたとします。

テレビの下の Apple TV は、今も問題なく動いています。でも「新しいチップ」「新しいリモコン」と聞いた途端、自分のものが一世代前の箱に見えてくる。発表には「AV1」「Thread」という聞き慣れない言葉も並んでいて、それが自分に関係あるのかどうかも分からない。気づけば、ドラマではなく発表記事を読んでいる。

この記事は、そんなふうに迷っている人、とくに2022年に出た Apple TV 4K(第3世代)を使っている人に向けて書いています。

先に結論を書いておくと、第3世代を使っていて、HomePod 4台のサラウンド・Thread・AV1 のどれにも用がないなら、急いで買い替える理由は、公式の情報を見るかぎり多くありません。チップは新しくなりましたが、4K・60fps の映像、HDR10+ とドルビービジョン、ドルビーアトモスといった「観る・聴く」の基本の仕様は、第3世代の時点でそろっています。

もう1つ、先にお断りしておきます。この記事は、実機のレビューではありません(第4世代は販売前で、手元で新旧を使い比べた結果ではありません)。Apple の発表文(日本・米国)、Apple TV 4K の技術仕様のページ、Apple サポートの第3世代の技術仕様とモデルの調べ方のページを2026年10月30日に直接開いて、そこに書かれている数字と文言だけで整理しました。

この記事を読むと、次の3つが分かります。

  • 第3世代から何が変わって、何が変わっていないのか(公式の技術仕様で並べると6点)
  • 今のままでいい人と、買い替えを考えていい人の分かれ目
  • 手持ちの Apple TV がどのモデルかの確かめ方

では、順番に見ていきます。

目次

まず結論|第3世代なら、サラウンドとThreadに用がなければ今のままでいい

第3世代を使っている人の判断の図解:HomePod 4台でサラウンドを組みたいなら、第4世代が条件で買い替えを考えていい。組まないなら、Threadの機器を使う人はモデル番号を見る、使わない人は今のままでいい

結論から言うと、判断はこう分かれます。ここでの「今のまま」は、Apple TV 4K(第3世代)を使っている人の話です。

判断こんな人
今のままでいい第3世代を使っていて、①HomePod 4台のサラウンドを組む予定がない ②いまの再生(画質・止まらないこと)に不満がない ③Thread の機器を使わない、または Thread がすでにある(Wi-Fi + Ethernet モデルのモデル番号 A2843、または HomePod mini など Thread に対応したホームハブが家にある)人
確かめてから決めるリモコンを探す機能が欲しい人(新しい Siri Remote は別売りもある)/日本語で本体に話しかけて Siri を使いたい人(日本の公式情報では確かめきれなかった)/AV1 で配信するアプリをよく使う人
買い替えを考えていいHomePod 4台でサラウンドを組みたい人(第4世代が条件)/Apple TV HD や Apple TV 4K(第1世代)を使っている人/第3世代の Wi-Fi モデル(A2737)で、Thread の機器を使いたいのに Thread 対応のホームハブがほかに無い人、有線の Ethernet でつなぎたい人

公式の情報を4行にまとめると、こうなります。

  • 発表:2026年10月13日。A19 チップ、AV1 の専用デコーダ、Wi-Fi 7 と Thread、新しい Siri Remote
  • 予約・販売:10月13日から予約受付中で、販売開始は11月13日(金)。価格は Apple の発表(10月13日)で49,800円(税込)
  • モデル:128GB・ギガビットEthernet の1モデルだけ(第3世代は64GB と128GB の2モデルだった)
  • 第4世代だけのこと:HomePod(第2世代)か HomePod mini 2 を4台使うサラウンド

新しい Apple TV が出たときの感覚は、Wi-Fi ルーターの新しい規格が出たときに少し似ています。新しいほうが速く、できることも増える。でも、いまのルーターで動画が止まらずに観られているなら、毎晩の視聴が急に困ることはありません。第3世代にも、4K・HDR・ドルビーアトモスで観るための仕様はそろっています。

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今のままでいい人|第3世代で足りる4つの理由

この章は、Apple TV 4K(第3世代)を使っている人向けです。買い替えなくてよい理由を、公式の情報から4つ挙げます。

① ThreadとギガビットEthernetは、第3世代のWi-Fi + Ethernetモデルにもある

第4世代の発表文では「内蔵のWi-FiとThreadにより、ユーザーのスマートホームにシームレスに接続してコントロールできます」と紹介されています。ただ、Apple サポートの第3世代の技術仕様を見ると、Wi-Fi + Ethernet モデル(128GB)には、Thread とギガビットEthernet がすでに入っています。第3世代で Thread と Ethernet が無いのは、Wi-Fi モデル(64GB)だけです。

Thread は、スマートホームの機器どうしをつなぐ通信のしくみです。Apple の技術仕様の注記では、対応するのはHomeKit 対応または Matter 対応の Thread アクセサリだけ。そうした機器を家に置いていない人には、そもそも関係しません。

さらに、第3世代の技術仕様の注記には、Thread の機器を使うには「Apple TV 4K や HomePod mini などの Thread 対応ホームハブ、または他社製の Thread ボーダールーターが必要」とあります。Wi-Fi モデルでも、家に HomePod mini などがあれば、Thread の役目はそちらが果たせるということです。

Matter や Thread の機器をこれからそろえる人は、SwitchBot と Matter で始めるスマートホームの記事で、最小の構成から始める手順をまとめています。

② AV1は「少ない帯域幅で高品質に」のしくみ。いまの再生に不満がなければ急がなくていい

第4世代の A19 チップには、AV1 の専用デコーダが入りました。Apple の発表文の説明は「より少ない帯域幅を使用しながら、より効率の高い高品質なストリーミングを可能にします」です。AV1 は動画の圧縮の方式の1つで、同じ画質をより少ない通信量で届けるために使われます。

一方で、Apple の発表文には、どのアプリが AV1 で配信するのかは書かれていません。AV1 で届くかどうかは、配信するアプリ側が決めることです。

いまの回線で再生が止まらず、画質にも不満がないなら、この差は買い替えを急ぐ理由になりにくい、というのが私の見立てです。

③ リモコンを探したいだけなら、本体ではなくSiri Remoteだけでいい

第4世代と一緒に、新しいSiri Remote(第4世代)が出ました。「探す」アプリの「正確な場所を見つける」機能と、リモコンから音を鳴らす機能が加わっています。

ポイントは、Apple の発表文の「価格と販売について」の段にある1文です。「新しいSiri RemoteはApple TV HDとApple TV 4Kに対応し、別売りでも購入できます」。つまり、リモコンを見失いがちで困っている人は、本体を買い替えなくても、リモコンだけを替える手があります。

機能(Apple の発表文と技術仕様の注記)Siri Remote(第2世代・第3世代)Siri Remote(第4世代)
「探す」への対応対応(第2世代以降)対応
正確な場所を見つける対象外対応(iPhone の機種にも条件あり)
リモコンから音を鳴らす対象外(「最新の Siri Remote でのみ」)対応

第3世代の本体に付いてくるのは Siri Remote(第3世代)です。「探す」への対応そのものは第2世代以降のリモコンにある、と発表文と技術仕様の注記に書かれています。ただし、第3世代の本体のまま「探す」がどこまで使えるか(必要なソフトウェアのバージョンなど)は、私が見た範囲の公式ページには書かれていませんでした。正確な場所を見つける機能の iPhone の条件は、あとの章で書きます。

④ Siri AIと本体のマイクは、日本ではまだ買い替えの理由にしにくい

米国の発表文の題は「Apple unveils the new Apple TV 4K, supercharged by Siri AI」で、Siri AI と、本体に内蔵した3つのマイク(ハンズフリーで話しかけられる)を大きく扱っています。日本の発表文には、この2つの段落がありません。

  • Siri AI:米国の発表文の注記では、Apple TV 4K(第2世代以降)でも使えるとされています。つまり第4世代だけの機能ではありません。また、10月26日の「Siri AI、日本語で提供開始」の発表で対象として挙がっているのは iOS・iPadOS・macOS・watchOS・visionOS の 27.2 で、tvOS は入っていませんでした
  • 本体のマイク:米国の技術仕様には「3つのマイク」がありますが、日本の技術仕様のページにはマイクの項目がありません(くわしくは、あとの章)

どちらも、日本で第3世代から買い替える理由としては、10月30日の時点では弱いと考えています。

第3世代から変わった6点|公式の技術仕様で並べる

第3世代から変わった6点の表(1/2):チップはA15 BionicからA19、AV1は記載なしから専用のデコーダ、通信はWi-Fi 6・Bluetooth 5.0からWi-Fi 7・Bluetooth 6。A19は前の世代と比べてCPU 最大50%高速・GPU 最大2倍高速(Apple のテスト)

では、何が変わったのか。Apple の第4世代の技術仕様のページと、Apple サポートの第3世代(2022年)の技術仕様を並べます。第3世代は2つのモデルがあったので、列を分けました。

項目第3世代 Wi-Fi(2022年・64GB)第3世代 Wi-Fi + Ethernet(2022年・128GB)第4世代(2026年・128GB)
チップA15 BionicA15 BionicA19
AV1(ビデオフォーマットの欄)記載なし記載なし記載あり(専用のデコーダ)
ドルビービジョンプロファイル5プロファイル5プロファイル8.1と5
Wi-FiWi-Fi 6(802.11ax)Wi-Fi 6(802.11ax)Wi-Fi 7(802.11be)
Bluetooth5.05.06
Threadなしありあり
ギガビットEthernetなしありあり
本体の重さ208g214g217g
付属の Siri Remote第3世代(66g)第3世代(66g)第4世代(69.6g)
HomePod 4台のサラウンド対象外対象外対応

本体の大きさは、第3世代が高さ31mm・幅93mm・奥行き93mm、第4世代が高さ31.00mm・幅93.24mm・奥行き93.24mm で、ほぼ同じです。テレビ台の置き場所を変える必要は、数字の上ではありません。

この表の差をまとめると、変わったのは次の6点です。

① チップはA15 BionicからA19へ

Apple によると、A19 は前の世代と比べてCPU の性能が最大50%、GPU の性能が最大2倍速く、「より優れた反応速度、より高速なナビゲーション、よりなめらかなアニメーション」になるとされています。

この数字は、Apple の製品ページの注記によると、2026年9月に Apple が、第4世代の試作ハードウェア(リリース前のソフトウェア)と第3世代で行ったテストの結果です。GPU のほうは、ゲーム(NBA 2K26 Arcade Edition)のフレームレートで測っています。手元で使い比べたわけではないので、メニューの操作がどのくらい軽くなるかの体感は書けません。

② AV1の専用デコーダが入った

技術仕様の「ビデオフォーマット」の欄を見ると、第4世代はAV1、VP9、H.265/HEVC、H.264/AVC、MPEG-4。第3世代の欄には、AV1 の記載がありません。あわせて、ドルビービジョンの対応が「プロファイル5」から「プロファイル8.1と5」に増えています。

前の章で書いたとおり、AV1 は配信するアプリ側が使うかどうかを決めるものです。「第4世代なら、どのアプリでも画質が上がる」という話ではありません。

③ Wi-Fi 7とBluetooth 6に

通信は、Wi-Fi 6(802.11ax)から Wi-Fi 7(802.11be)へ、Bluetooth 5.0 から Bluetooth 6へ変わりました。どちらも 2×2 MIMO の Wi-Fi です。技術仕様の注記には「Wi-Fi 7は対応している国と地域で利用できます」とあります。

Wi-Fi 7 でつなぐには、家の Wi-Fi ルーターも Wi-Fi 7 に対応している必要があります。Wi-Fi 6 と Wi-Fi 7 の違いは、Wi-Fi 7 の解説記事にまとめています。

第3世代から変わった6点の表(2/2):モデルは64GB/128GB(ThreadとEthernetは128GBだけ)から128GBの1つ(ThreadとEthernetあり)、リモコンはSiri Remote(第3世代)から(第4世代)で正確な場所・音を鳴らす、サラウンドは対象外からHomePod 4台で対応。A2843(Wi-Fi + Ethernet)なら、モデルの点は変わらない

④ モデルは128GB・ギガビットEthernet・Threadの1つだけに

第3世代は、64GB の Wi-Fi モデルと、128GB の Wi-Fi + Ethernet モデルの2つがありました。第4世代は128GB の1モデルだけで、ギガビットEthernet と Thread が入っています。

第3世代の Wi-Fi モデルを使っている人にとっては、容量・Ethernet・Thread の3つがまとめて増える変化です。一方、Wi-Fi + Ethernet モデルを使っている人にとっては、ここは変わりません。

⑤ Siri Remoteは第4世代に。正確な場所と、音を鳴らす機能

付属のリモコンはSiri Remote(第4世代)になりました。発表文では「使い慣れたデザインはそのまま」とされ、技術仕様でも大きさは第3世代と同じ高さ136mm・幅35mm・厚さ9.25mm。重さは66g から69.6g、Bluetooth は 5.0 から 6 になっています。

加わったのは、「探す」アプリの正確な場所を見つける機能と、リモコンから音を鳴らす機能です。前の章の表のとおり、リモコンだけを別に買うこともできます。

⑥ HomePod 4台のサラウンドは第4世代だけ

第4世代と一緒に発表されたHomePod mini 2、またはHomePod(第2世代)を4台使うと、4スピーカーのサラウンドが組めます。Apple の説明では、4台のスピーカーが部屋の中での位置を認識し、音のタイミングとレベルを空間に合わせて自動で調整します。

条件はApple TV 4K(第4世代)です。第3世代では組めません。くわしい条件は、あとの章で書きます。

変わっていないところ

逆に、技術仕様で同じだったのは次のところです。

  • 映像:HDMI 2.1、最大2160p・60fps、HDR10+・HDR10・HLG、ドルビービジョン
  • 音:対応するオーディオフォーマットの一覧(ドルビーアトモス、ドルビーデジタルプラス7.1 など)は、第3世代と同じ並び
  • 21:9 などの映画のアスペクト比:対応するプロジェクタとディスプレイで、Apple TV 4K(第3世代以降)が対象
  • HDMI ケーブル:どちらも別売り(システム条件に「HDMIケーブル(別売り)が必要」)

手持ちのApple TVはどのモデル?|モデル番号の確かめ方

ここまでの話は、手持ちの Apple TV がどのモデルかで答えが変わります。とくに第3世代は、2つのモデルで Thread と Ethernet の有無が違います。

確かめ方は「設定」→「一般」→「情報」の「機種」

Apple サポートの「Apple TVのモデル番号を調べる」によると、モデル番号は3か所で確かめられます。

  • 設定画面:Apple TV のホーム画面から「設定」→「一般」→「情報」の順に選んで、「機種」を見る
  • 本体の底面:情報ラベルに書かれている
  • 箱の背面:Apple TV が入っていた箱に書かれている

モデル番号で分かる、EthernetとThreadの有無

Apple サポートの「Apple TVのモデルの調べ方」から、Apple TV 4K と Apple TV HD を抜き出すと、次のとおりです。

モデル番号名前(Apple サポートの表記)発売年容量EthernetThread
A2843Apple TV 4K(第3世代)Wi-Fi + Ethernet2022128GBギガビットEthernetあり
A2737Apple TV 4K(第3世代)Wi-Fi202264GBなしなし
A2169Apple TV 4K(第2世代)202132GB・64GBギガビットEthernetあり
A1842Apple TV 4K(第1世代)201732GB・64GBギガビットEthernet記載なし
A1625Apple TV HD201532GB・64GB10/100BASE-T記載なし

「第3世代」でも、A2843とA2737で答えが変わる

同じ「Apple TV 4K(第3世代)」でも、A2843 には Thread とギガビットEthernet があり、A2737 にはありません。A2843 を使っている人なら、第4世代で増えるのはチップ・AV1・Wi-Fi 7 と Bluetooth 6・リモコン・サラウンドです。A2737 を使っている人は、そこに容量(64GB→128GB)・Ethernet・Thread が加わります。

Apple TV HD・Apple TV 4K(第1世代)を使っている人へ

モデルの調べ方のページによると、Apple TV HD(A1625)は HDMI 1.4 で、映像は720p か1080pです。4K のテレビにつないでも、4K では出力されません。Apple TV 4K(第1世代・A1842)は HDMI 2.0a・Wi-Fi は 802.11ac で、Thread の記載はありません。

この2つを使っている人は、第3世代と第4世代の差より、ずっと大きな差を飛び越えることになります。次の章の「買い替えを考えていい人」に入ります。

買い替えを考えていい人

ここまで「今のままでいい」という話をしてきましたが、買い替えを考えていい人もはっきりいます。

  • HomePod 4台でサラウンドを組みたい人。Apple TV 4K(第4世代)が条件で、第3世代では組めません。HomePod(第2世代)か HomePod mini 2 が4台いるので、スピーカーをそろえる費用も含めて考えることになります
  • Apple TV HD を使っている人。映像は720p か1080p(HDMI 1.4)で、4K のテレビの解像度を活かせません
  • Apple TV 4K(第1世代)を使っている人。HDMI 2.0a・802.11ac の Wi-Fi で、Thread の記載がありません
  • 第3世代の Wi-Fi モデル(A2737)で、Thread の機器を使いたい人。ほかに Thread 対応のホームハブ(HomePod mini など)が無いなら、Apple TV がその役目を引き受けられるようになります。有線の Ethernet でつなぎたい人も同じです
  • Apple Arcade などのゲームを大画面でよく遊ぶ人。Apple のテストでは、GPU の性能はゲームのフレームレートで測って最大2倍とされています
  • AV1 で配信するアプリをよく使い、回線の帯域が気になる人。Apple の説明では、AV1 の専用デコーダは「より少ない帯域幅」で高品質なストリーミングを可能にするものです。どのアプリが AV1 を使うかは、アプリ側の案内で確かめてください

なお、Apple TV 4K(第2世代・A2169)を使っている人は、Ethernet と Thread はありますが、第3世代との差(モデルの調べ方のページでは、第3世代の映像出力に HDR10+ が加わっている/21:9 などのアスペクト比への対応は第3世代以降)も重なります。この記事の「第3世代の人」の話より、差は大きくなります。

逆に、第3世代の Wi-Fi + Ethernet モデル(A2843)を使っている人は、Thread も Ethernet もすでにあります。差として残るのはチップ・AV1・Wi-Fi 7 と Bluetooth 6・リモコン・サラウンドで、このうちリモコンは別売りで足せます。サラウンドを組まないなら、急ぐ理由は小さいと思います。

価格と販売開始日|予約受付中、販売は11月13日(金)

販売開始までの日付の並びの図解:第4世代の発表、HomePod mini 2 の販売開始、この記事の公開、Apple TV 4K(第4世代)の販売開始の順。この記事の公開日から販売開始までは11日

買い替えると決めた人のために、価格と日付を置いておきます。

価格は、Apple の発表(2026年10月13日)で49,800円(税込)です。モデルは128GB の1つだけなので、容量で選ぶことはありません。

日付できごと(Apple の発表文・製品ページ)
2026年10月13日(火)第4世代を発表。同じ日から予約受付を開始
2026年10月30日(金)HomePod mini 2 の販売開始(10月13日の発表)
2026年11月2日(月)この記事の公開(予約受付中)
2026年11月13日(金)Apple TV 4K(第4世代)の販売開始

Amazon.co.jp にも第4世代の商品ページがあり、10月30日に確認したときは「予約受付中」、発売予定日は2026年11月13日と表示されていました(出荷元・販売元は Amazon.co.jp)。

Amazonで見る:Apple TV 4K(第4世代)

価格や予約の条件は変わることがあるので、注文する日に Apple のストアか、お店の商品ページで確かめてください。

箱に入っているもの・入っていないもの

技術仕様によると、第4世代の箱に入っているのはApple TV 4K(第4世代)、Siri Remote(第4世代)、電源コード、マニュアルです。

HDMI ケーブルは入っていません。システム条件に「HDMIケーブル(別売り)が必要」とあります。これは第3世代と同じです。いま第3世代につないでいるケーブルがあれば、それを使う人が多いと思います。

販売開始まで11日。急いで決める理由は、公式の情報には見当たらない

この記事の公開日(11月2日)から販売開始(11月13日)までは、11日あります(日付の差はプログラムで計算しました)。

いまの Apple TV で観られているなら、販売開始を待つ間も、いつもどおり観られます。発表文の中に、急いで決めなければならない理由になる情報は見当たりませんでした。販売が始まって、Apple のサポートページに設定や対応の情報が出そろうのを見てから決めても遅くないと思います。

確かめてから決める人|サラウンドの条件と、「正確な場所を見つける」に要るiPhone

最後の確認ポイントは、HomePod のサラウンドの条件と、リモコンを探す機能の条件、そして日本語の Siriです。ここは、買ってから「思っていたのと違う」となりやすいところだと思います。

HomePod 4台のサラウンドは、組み合わせに条件がある

Apple の発表文と製品ページの注記に書かれている条件は、次のとおりです。

  • Apple TV 4K(第4世代)に、最新のソフトウェアを入れていること
  • HomePod(第2世代)または HomePod mini 2 を4台使うこと
  • 前の2台・後ろの2台は、ペアごとに同じモデルにすること

条件に名前が挙がっているのは HomePod(第2世代)と HomePod mini 2 だけで、それより前の HomePod mini と HomePod は入っていません。手持ちの HomePod mini を組み合わせるつもりの人は、ここを確かめてから決めてください。

「正確な場所を見つける」は、iPhoneの機種も条件

Siri Remote の「正確な場所を見つける」機能は、技術仕様の注記によると、Siri Remote(第4世代)を、最新の iOS を入れた iPhone Duo、iPhone Air、または iPhone 17以降(iPhone 17e を除く)とペアリングしたときに使えます。利用できるかは地域によって異なる、とも書かれています。

つまり、iPhone 16 以前の機種と iPhone 17e では、この機能は条件に入っていません。リモコンを探す機能を目当てにするなら、手持ちの iPhone も一緒に確かめてください。音を鳴らす機能は、発表文では「最新の Siri Remote でのみ」とされています。

日本語で本体に話しかけて使えるかは、公式の情報では確かめきれなかった

ここは、10月30日の時点で公式の情報どうしで書き方がそろっていなかったところです。

  • 米国の技術仕様:「Microphones(マイク)」の項目に、声を聞き分ける3つのマイクがある
  • 日本の技術仕様:マイクの項目がない(リモコンの「Siri用マイク」はある)
  • 米国の発表文の注記:本体のマイクで Siri を使えるのは、tvOS の主な言語が英語・ドイツ語・フランス語・中国語(普通話)・オランダ語・フィンランド語・ヘブライ語・ノルウェー語・スウェーデン語のとき。日本語は入っていない
  • 日本の製品ページ:Siri の紹介に「話しかけるだけ。すべてがハンズフリーです」という一文がある(注記なし)

リモコンの Siri ボタンを押して話す使い方は、これまでどおりです。「リモコンを持たずに、日本語で本体に話しかけたい」ことを買う理由にするなら、販売開始後に Apple のサポートページで対応言語を確かめてからにしてください。

よくある質問

第4世代は、第3世代と何が違いますか?

チップが A15 Bionic から A19 になり、AV1 の専用デコーダ、Wi-Fi 7 と Bluetooth 6 が加わりました。モデルは128GB・ギガビットEthernet・Thread の1つになり、付属のリモコンは Siri Remote(第4世代)に変わりました。HomePod 4台のサラウンドは第4世代だけです。一方で、4K・60fps の映像、HDR10+ とドルビービジョン、ドルビーアトモスは第3世代にもあります。

第3世代のApple TV 4Kを持っています。買い替えたほうがいいですか?

HomePod 4台のサラウンドを組む予定がなく、Thread や AV1 に用がなければ、急いで買い替える理由は公式の情報からは多くありません。とくに Wi-Fi + Ethernet モデル(A2843)は、Thread とギガビットEthernet がすでにあります。モデル番号は「設定」→「一般」→「情報」の「機種」で確かめられます。

新しいSiri Remoteは、第3世代のApple TV 4Kでも使えますか?

Apple の発表文では、新しい Siri Remote は Apple TV HD と Apple TV 4K に対応し、別売りでも購入できるとされています。正確な場所を見つける機能は、Siri Remote(第4世代)と、iPhone Duo・iPhone Air・iPhone 17以降(iPhone 17e を除く)の組み合わせが条件です。

第3世代でも、HomePod 4台のサラウンドは使えますか?

使えません。Apple の条件は、最新のソフトウェアを入れた Apple TV 4K(第4世代)と、HomePod(第2世代)か HomePod mini 2 の4台(前後のペアごとに同じモデル)です。

日本語で、本体に話しかけてSiriを使えますか?

10月30日の時点では、公式の情報で確かめきれませんでした。米国の技術仕様には本体の3つのマイクが載っていますが、日本の技術仕様のページには載っていません。米国の発表文の注記では、本体のマイクで Siri を使える tvOS の言語に日本語は入っていません。リモコンの Siri ボタンを押して話す使い方は、これまでどおりです。

いつから買えますか?

2026年10月13日から予約を受け付けていて、販売開始は11月13日(金)です(Apple の発表)。この記事の公開日(11月2日)は予約期間中です。

第3世代より、いくら高くなりましたか?

この記事では、新旧の価格差は書いていません。書いている価格は、Apple が2026年10月13日に発表した第4世代の価格(49,800円・税込)だけです。お店の販売価格は日によって変わるため、注文する日に商品ページで確かめてください。

まとめ|まず「モデル番号」と「サラウンド・Thread・AV1を使うか」を見る

この記事で確かめたことを並べます。

  • Apple TV 4K(第4世代)は2026年10月13日に発表。予約受付中で、販売開始は11月13日(金)。価格は Apple の発表(10月13日)で49,800円(税込)
  • 第3世代から変わったのは6点=チップ(A19)・AV1 の専用デコーダ・Wi-Fi 7 と Bluetooth 6・128GB の1モデルへ(Ethernet・Thread あり)・Siri Remote(第4世代)・HomePod 4台のサラウンド
  • 4K・60fps、HDR10+ とドルビービジョン、ドルビーアトモスなど、観る・聴くの基本の仕様は第3世代と同じ
  • 第3世代の Wi-Fi + Ethernet モデル(A2843)には、Thread とギガビットEthernet がすでにある
  • 新しい Siri Remote は別売りもあり、Apple TV HD と Apple TV 4K に対応
  • Siri AI は Apple TV 4K(第2世代以降)が対象。日本語の Siri AI の発表に tvOS は入っておらず、本体のマイクも日本の技術仕様には載っていない
  • HomePod 4台のサラウンドは第4世代が条件。HomePod(第2世代)か HomePod mini 2 を4台、前後のペアごとに同じモデルで

冒頭の「自分の Apple TV は一世代前の箱になったのかな」という人に戻ると、答えはこうなります。

まず、手持ちの Apple TV のモデル番号を確かめてください。第3世代の A2843 なら、Thread も Ethernet もすでにあり、観る・聴くの基本の仕様も第4世代と同じです。リモコンを探しやすくしたいだけなら、リモコンを足す手もあります。買い替えを考えるのは、HomePod 4台でサラウンドを組みたい人、Apple TV HD や第1世代を使っている人、そして第3世代の Wi-Fi モデルで Thread が要る人です。販売開始は11月13日なので、落ち着いて決める時間があります。

参照した公式ページ(2026年10月30日に確認)

  • Apple Newsroom(日本)「Apple、新しいApple TV 4Kを発表」(2026年10月13日):https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/10/apple-unveils-the-new-apple-tv-4k/
  • Apple Newsroom(米国)「Apple unveils the new Apple TV 4K, supercharged by Siri AI」(2026年10月13日):https://www.apple.com/newsroom/2026/10/apple-unveils-the-new-apple-tv-4k/
  • Apple(日本)「Apple TV 4K – 仕様」:https://www.apple.com/jp/apple-tv-4k/specs/
  • Apple(米国)「Apple TV 4K – Technical Specifications」:https://www.apple.com/apple-tv-4k/specs/
  • Apple(日本)「Apple TV 4K」の製品ページ:https://www.apple.com/jp/apple-tv-4k/
  • Apple サポート「Apple TV 4K (第3世代) – 技術仕様」:https://support.apple.com/ja-jp/111839
  • Apple サポート「Apple TVのモデルの調べ方」:https://support.apple.com/ja-jp/101605
  • Apple サポート「Apple TVのモデル番号を調べる」:https://support.apple.com/ja-jp/109027
  • Apple Newsroom(日本)「Apple、次世代のHomePod miniを発表」(2026年10月13日):https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/10/apple-announces-the-next-generation-of-homepod-mini/
  • Apple Newsroom(日本)「Siri AI、日本語で提供開始」(2026年10月26日):https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/10/siri-ai-is-available-today-in-more-languages/
  • Amazon.co.jp の商品ページ(Apple TV 4K(第4世代))

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