「メイン回線はそのままで、サブ回線をもう1つ足したい」
私がそう思い立ったのは、出張先で電波が入らずに30分ほど身動きが取れなくなった日のことでした。片方の回線がダメでも、もう片方が生きていればいい。2回線持ちは、保険としてはかなり優秀です。
ところが、いざ調べ始めると話がややこしくなりました。「eSIMと物理SIMは併用できます」と書いてある記事と、「その機種は物理SIMが挿せません」と書いてある記事が、同じ日付で並んでいるのです。
結論から言うと、2026年9月時点で、この質問の答えは「機種による」ではなく「機種と、どこで買ったかによる」に変わっています。しかも、ネット上の情報には米国モデルの仕様が混ざっていて、日本で買った端末には当てはまらないことがあります。
この記事では、Apple公式・キャリア4社の公式ページ・電気通信事業者協会(TCA)の公式資料を、私が実際に開いて確認した内容だけを書きます。「たぶんこう」は書きません。確認できなかったことは「確認できなかった」と書きます。
「サブ回線を足そう」と思ったら、SIMを挿す穴が消えていた

私の周りで実際に起きたのは、こういうことでした。
機種変更でiPhoneを新しくして、さあこれまで通りサブ回線のSIMを挿し替えよう……と思ったら、本体の側面にあるはずのSIMトレイが無い。ピンを刺す穴そのものが存在しない。
これは故障でも初期不良でもありません。Appleが仕様として、そうしています。
Apple日本の技術仕様ページには、iPhone 17についてこう書かれています。
「デュアルeSIM(2つのアクティブなeSIM、保存できるeSIMは8つ以上)/iPhone 17は、より便利で安全に使える先進的なeSIMテクノロジーを採用しています(物理的なSIMカードには非対応)。」
(出典:Apple「iPhone 17 – 技術仕様」/2026年9月8日に確認)
「物理的なSIMカードには非対応」。かなりはっきりした書き方です。iPhone 17 Pro・iPhone 17 Pro Max・iPhone Airも、同じ文言が載っています。
ここで大事なのは、これが「eSIMだけになった」という話であって、「2回線持てなくなった」という話ではないということです。むしろ保存できるeSIMは8つ以上、同時に使えるのは2つ。回線を2つ持つこと自体は、これまでどおりできます。
変わったのはやり方です。「eSIM + 物理SIM」から「eSIM + eSIM」へ。やりたいことは同じでも、手順と、事前に確認すべきことが変わりました。
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2026年9月、答えは「機種と、買った国」で決まるようになった

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
私は最初、「iPhone 17以降はダメ、それ以前はOK」という世代だけの線引きで理解していました。これは半分しか合っていませんでした。
Appleのサポートページ「iPhoneやiPadで使われているSIMの種類を調べる」に、国・地域名まで含んだリストが載っています。原文を引用します。
【eSIMのみ】
iPhone 17e、iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max(米国、米領バージン諸島、カナダ、メキシコ、日本、グアム、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、バーレーン、クエート、カタール、オマーンで購入したモデル)
iPhone 16e、iPhone 16、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max、iPhone 16 Plus(米国で購入したモデル)
iPhone 15、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPhone 15 Plus(米国で購入したモデル)
【eSIMとnano-SIM】
iPhone 17e、iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max(上記以外の国・地域で購入したモデル)
iPhone 16e、iPhone 16 …(米国以外で購入したモデル)
iPhone 15 …(米国以外で購入したモデル)/iPhone 14 …(米国以外で購入したモデル)/iPhone SE(第3世代)/iPhone 13・12・11・XS・XR
(出典:Apple「iPhoneやiPadで使われているSIMの種類を調べる」/2026年9月8日に確認)
読み解くと、こうなります。
- 日本は「eSIMのみ」の国リストに、名指しで入っている。だから日本で買ったiPhone 17世代は、物理SIMが挿せません
- 一方で、iPhone 16e・16・15・14 が「eSIMのみ」になるのは、米国で買ったモデルだけ。日本で買ったなら、これらは物理SIM+eSIMの併用ができます
つまり境目は、「世代」ではなく「世代 × 購入国」でした。
「iPhone 16eはeSIM専用」という情報を、私は一度信じかけた
実は執筆中に、こんなことがありました。
裏取りのためにAI検索サービスへ同じ質問を投げたところ、「iPhone 16eはeSIM専用。物理nano-SIMスロットはありません」という答えが返ってきたのです。根拠としてApple公式が挙げられていました。
その根拠を開いて、原因がわかりました。
Appleの技術仕様は、同じ製品・同じページなのに、日本語版と英語版で書いてあることが違います。
| ページ | SIMカード欄の記載 |
|---|---|
日本語版(support.apple.com/ja-jp/122208) | デュアルSIM(nano-SIMとeSIM)/デュアルeSIMに対応 |
英語版(support.apple.com/en-us/122208) | Dual eSIM/iPhone 16e uses advanced eSIM technology …(not compatible with physical SIM cards) |
(いずれも2026年9月8日に確認)
誤記ではありません。地域差そのものです。 英語版は米国モデルの仕様を書いていて、日本語版は日本で売られているモデルの仕様を書いている。どちらも正しく、そして日本の読者にとって正しいのは日本語版のほうです。
ここが実害の出るポイントだと思っています。
- 本当は使えるのに諦めるパターン:iPhone 16eを「eSIM専用」と信じて、手元で使えるはずの物理SIM運用をやめてしまう
- 使えると思って踏み外すパターン:iPhone 17を「nano-SIM+eSIM」と思い込んだまま機種変更して、サブ回線の物理SIMが宙に浮く
どちらも、Apple公式の1ページ(先ほどのSIM種類ページ)を開けば防げます。買う前・機種変更する前に、自分の機種名をそこで探してください。
なお、17と16のどちらにするかで迷っている段階なら、iPhone 17とiPhone 16の違いを比較した記事にSIM以外の判断材料もまとめています。
⚠ この記事の表は2026年9月8日時点の実測です。新機種が出ればリストに行が増えます。購入直前に、必ず公式で引き直してください。
だから「併用」には2つのやり方がある

「eSIMと物理SIMの併用」という言葉には、いま2つの意味が混ざっています。自分がどちらをやるのかを先に決めると、あとの手順がぶれません。
① eSIM + 物理SIM(nano-SIM)
日本で買ったiPhone 16e・16・15・14以前、そして多くのAndroidが該当します。
- 物理SIMは手で挿し替えられるのが強み。別の端末へ移すのが速い
- 端末が壊れたとき、とりあえず古い端末に挿せば通話だけは復旧できる
- 一方で、紛失・破損のリスクと、郵送を待つ時間がついてきます
② デュアルeSIM(eSIM + eSIM)
日本で買ったiPhone 17・17 Pro・17 Pro Max・iPhone Airは、こちらしか選べません。
- 申し込みから開通までオンラインで完結。郵送待ちがない
- 保存は8つ以上、同時に有効化できるのは2つ(Apple公式の記載)
- 弱点は、端末が壊れたときに「挿し替える」ができないこと。回線の移行手続きが必要になります
iPhone 17シリーズ全体の仕様差はiPhone 17シリーズ発表まとめで整理しています。
やりたいこと(2回線を1台で使う)は同じです。 違うのは、回線を「モノ」として持つか、「データ」として持つか。引っ越しに例えるなら、鍵を物理的に渡すか、スマートロックの権限を発行するかの違いだと思ってもらうと近いです。
キャリアが売っていた「公式の併用」は、2026年8月に終わった

ここまでは端末の話でした。次は、回線を売っている側の話です。
実は少し前まで、キャリア自身が「2回線目」を商品として売っていました。ソフトバンクとauの「副回線サービス」です。自社の回線がつながらないときに、他社の回線へ切り替えて通信できる、というオプションでした。
これが、2026年8月に終わりました。
| 提供元 | 新規受付の終了 | サービス終了 |
|---|---|---|
| ソフトバンク(個人向け) | 2026年2月24日 | 2026年8月24日 |
| au/UQ mobile(個人向け) | 2026年2月25日 | 2026年8月31日 |
(出典:ソフトバンク公式お知らせ、KDDIニュースルーム、au公式サービスページ/いずれも原文を確認)
ソフトバンクの発表文には、終了の理由がこう書かれています。
「災害時や通信障害時の通信確保に関しては、事業者が共同で取り組む『JAPANローミング™』や、公衆無線LANサービス『00000JAPAN』といった他の手段の整備が進んでいることなどから…」
なお、法人向けは継続です。ソフトバンクは「法人携帯向けオプションサービスの『副回線サービス』については、今後も継続いたします」と明記していますし、KDDIも法人専用プラン(タイプS・タイプD)の継続を書いています。
終了時点のスペックも記録として残しておきます。au公式によれば、月額429円(税込)・月間データ容量500MB・送受信最大300kbps(超過後128kbps)でした。「非常時に最低限つながればいい」という設計だったことがわかります。
🔴 ここ、注意してほしいところです。終了からまだ日が浅いため、ネット上の解説記事は「副回線サービスがある」前提のまま残っています。私が調べた範囲でも、いまだに申し込み方法を解説している記事が普通に上位に出てきました。申し込もうとしても、もう受け付けていません。
代わりに始まった「JAPANローミング」は、日常の備えにはならない

では、副回線サービスの代わりは何なのか。JAPANローミング™です。
一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)の公式ページに、こう書かれています。
「災害などでご契約携帯事業者(被災事業者)のネットワークが利用できなくなった場合に、他の事業者(救済事業者)の設備に切り替えて、通信を可能とする仕組みです。令和8年4月1日より、『JAPANローミング™』のサービスが開始されました。」
提供するのは国内の4グループ(NTTドコモ/KDDI・沖縄セルラー電話/ソフトバンク/楽天モバイル)。方式は2つあります。
| 緊急通報のみ方式 | フルローミング方式 | |
|---|---|---|
| 緊急通報(110/119/118) | 〇 | 〇 |
| 音声電話 | - | 〇 |
| SMS | - | 〇 |
| データ通信 | - | 〇 |
ただ、この仕組みを「サブ回線の代わり」と考えるのは無理があります。理由は3つ、いずれも公式に書かれていることです。
- どちらの方式で提供するかは、事業者が決める。TCAは「大規模災害などによる通信の障害状況に応じて」としています。利用者が選べるものではありません
- データ通信は送受信時最大300kbps。地図やメッセージは通っても、快適とは言いがたい速度です
- 音声でも使えない番号がある。0120/0800/0570などのサービスダイヤル、#7119/#9110などの短縮ダイヤルは対象外と明記されています
そして何より、発動条件が「災害・大規模障害」です。
私が最初に困った「出張先で電波が入らない」は、災害ではありません。日常の圏外や、混雑で遅い時間帯は、JAPANローミングの対象外です。
なお、MVNO(格安SIM)を使っている場合は、音声通話・SMSの契約があれば緊急通報・音声・SMSは利用できます。ただしデータ通信は「一部のMVNOと契約している方のみ」とTCAが書いています。自分の契約先が該当するかは、各社への確認が必要です。
それでも自分で2回線を持つ理由は、消えていない

ここまでの流れを整理すると、こうなります。
- キャリアが売っていた「公式の2回線目」は終わった
- 代わりの仕組みは、非常時に事業者判断で発動するものになった
これを読んで「じゃあ自分で2回線持つ必要もなくなったのか」と思うかもしれません。私は逆だと思っています。
副回線サービスが担っていたのは「災害・障害への備え」でした。そこはJAPANローミングが引き継ぎました。でも、私たちが2回線持ちたい理由は、それだけではなかったはずです。
| 動機 | JAPANローミングでカバーされるか |
|---|---|
| 災害・大規模障害への備え | 〇(事業者が発動すれば) |
| 日常の圏外・電波が弱い場所 | ✕ |
| 混雑時間帯の速度低下を避けたい | ✕ |
| 通信費を下げたい(データを安い回線に寄せる) | ✕ |
| 仕事とプライベートで番号を分けたい | ✕ |
| 海外渡航時に現地回線を足したい | ✕ |
表にすると、はっきりします。 引き継がれたのは1行目だけで、残りは全部、自分で回線を持つしかありません。
言い換えると、副回線サービスの終了は「2回線持ちが不要になった」ではなく、「非常時対応はインフラ側へ、日常の最適化は自分側へ」と役割が分かれたということだと思います。
キャリア4社のスタンスは、同じ機能なのに正反対だった

ここは、調べていていちばん意外だったところです。
「他社の回線と組み合わせて使う」ことに対して、4社の言っていることが揃っていません。公式ページの原文を並べます。
| 社 | 公式の言い方 | 読み取れるスタンス |
|---|---|---|
| ドコモ | 「デュアルSIM機能については、ドコモ回線での音声通話、SMS、データ通信、緊急通報がご利用いただけることを確認しております。ドコモ以外の回線においては動作確認を実施しておりません」 | できるが、他社との組み合わせは動作未確認と明言 |
| au | 「1台のスマホで2つのSIMが同時に使える(デュアルSIM対応スマホの場合)」 | メリットとして紹介。他社回線の可否には触れていない |
| ソフトバンク | 自社で「他社回線へ切り替える」商品を出していたが、2026年8月24日に終了 | 公式商品としては終了。端末側の併用可否は別の話 |
| 楽天モバイル | 「他社回線を利用中のiPhoneに、デュアルSIMでRakuten最強プランをご利用いただけます」「楽天回線を利用中のiPhoneに、デュアルSIMで他社回線をご利用いただけます」(iPhone XS以降) | 他社との併用を、双方向で明示的に案内している唯一の社 |
同じ「デュアルSIM」という機能について、ドコモは「他社回線は動作確認していない」と書き、楽天モバイルは「他社回線の追加手順」を自社FAQに書いている。姿勢がまるで違います。
これは、どちらが正しい・間違いという話ではありません。ドコモの書き方は動作保証の範囲を正直に線引きしているとも読めます。ただ、「サブ回線として他社と組み合わせる」前提で選ぶなら、公式に手順を用意している側のほうが、詰まったときに戻れる場所があるのは確かです。
⚠ auについては、「他社回線と併用できない」とはどこにも書かれていません。書かれていないだけです。私が公式ページを見た範囲では、その論点に触れていなかった、というのが正確な言い方になります。
併用でハマるのは、たいてい「緊急通報の経路」

設定そのものより、私が知っておいてほしいと思うのがこれです。
ドコモと楽天モバイルが、同じ内容の注意喚起を公式に出しています。
「一部のスマートフォンで、デュアルSIM機能を利用する際に、音声通話が利用できないデータ通信専用SIM回線を『モバイルデータ通信』用の回線として設定している場合、緊急機関(110/118/119)への発信ができない事象が確認されています」
対象はiPhone XS〜iPhone 13 Pro Max(2021年9月時点で15機種)で、iOS 15.2以降で解消済みとされています。Androidは両社とも「販売製品に対象機種なし」。
「解消済みなら関係ないのでは」と思うかもしれません。 ただ私は、この話を古い不具合の記録としてではなく、構成の教訓として読みました。
データ専用SIMを「モバイルデータ通信」側に置くという構成は、緊急通報がどの回線から出ていくかを変えてしまうことがある。これは一般則として覚えておく価値があります。
だから、併用を始めたら最初にこの3つを確認してください。
- 音声通話に使う回線が、ちゃんと音声契約のある回線になっているか
- モバイルデータ通信に使う回線をどちらにしたか(データ専用SIMをこちらに置いた場合は特に)
- 「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにするかどうか(オンだと、片方の電波が悪いとき自動でもう一方を使います。便利ですが、意図しない回線でデータを使うことがあります)
そして、設定が終わったら、実際に発信テストをしてください。私は毎回、自分の固定電話やサブ端末へ1回かけて、発信元番号を目で見て確認しています。設定画面が正しく見えても、実際に出ていく番号が想定と違うことがあるからです。
実際の組み合わせ、私が現実的だと思う3パターン

ここからは実践編です。回線を2つ持つとき、何と何を組み合わせるか。よくある3つを挙げます。
パターン1:仕事とプライベートを分ける
| 用途 | 回線の持ち方 |
|---|---|
| 仕事(音声通話が中心) | 会社支給の回線、または長く使っている番号 |
| プライベート(データ中心) | eSIMで追加 |
1台で番号を2つ持てるので、2台持ちをやめられます。私がこの構成にしていちばん良かったのは、仕事の番号を夜だけ黙らせられることでした。回線ごとに着信のオン・オフを切り替えられるので、端末の電源を落とさずに済みます。
パターン2:メイン回線+データ補強のサブ回線
| 用途 | 回線の持ち方 |
|---|---|
| メイン(音声+データ) | いま使っている回線をそのまま |
| サブ(データの補強) | 使う月だけ課金できるプランをeSIMで |
データが足りなくなる月だけ足すという使い方です。基本料が発生しないタイプのプランを選べば、使わない月の負担を抑えられます。ただしプランの条件は各社で変わるので、申し込み前に公式で必ず確認してください。
この構成で通信費が実際にどれくらい動くかは、デュアルSIM×eSIMで通信費を下げる実践手順で手順ごとに書いています。
パターン3:国内回線+海外渡航用のeSIM
| 用途 | 回線の持ち方 |
|---|---|
| 国内メイン | いまの回線を維持(着信・SMSはそのまま受け取れる) |
| 渡航先のデータ | 現地対応のeSIMを追加 |
日本の番号を生かしたまま、データだけ現地回線に寄せられるのが利点です。認証コードのSMSも日本の番号で受け取れます。海外向けeSIMはAiralo・Holafly・trifaなどが知られていますが、対応エリア・テザリング可否・日本語サポートの有無は事前に確認してください。
回線をどこで契約するか
メイン回線をそのままオンラインで完結させたいなら、ドコモのオンライン専用ブランドである ahamo は候補に入りやすい選択肢です。申し込みからeSIM開通まで、すべてオンラインで進みます。
もうひとつ、この記事の論旨から素直に薦められるのが楽天モバイルです。理由は料金ではありません。4社の中で唯一、「他社回線とのデュアルSIM」を公式FAQで双方向に案内しているからです。
- 「他社回線を利用中のiPhoneに、デュアルSIMでRakuten最強プランをご利用いただけます」
- 「楽天回線を利用中のiPhoneに、デュアルSIMで他社回線をご利用いただけます」
サブ回線として足す前提なら、手順が公式に用意されている安心感は大きいと思います。
楽天モバイルを2回線目に足すつもりなら、先に自分の端末が楽天モバイルのeSIMに対応しているかを確かめておくと安全です。対応機種と確認手順は楽天モバイルのeSIM対応機種2026にまとめています。
💡 金額をこの記事に書かなかった理由:キャリアの料金プランは改定されます。この記事で金額を固定してしまうと、読んだ日によって嘘になるので、料金は各社の公式ページで確認してください。併用できるかどうかという、変わりにくい部分だけをここに残しています。
eSIMの開通手順(iPhone / Android)

やることは、QRコードを読むか、キャリアのアプリから受け取るか。所要時間は5〜10分ほどです。
iPhoneの場合
- 設定 アプリを開く
- モバイル通信 をタップ
- eSIMを追加 をタップ
- キャリアから届いたQRコードをカメラで読み取る
- 画面の指示に従ってアクティベーションを完了する
- 音声通話・データ通信にどちらの回線を使うかを設定する
Androidの場合(Google Pixelの例)
- 設定 アプリを開く
- ネットワークとインターネット をタップ
- SIM をタップ
- SIMをダウンロード を選ぶ
- QRコードを読み取り、指示に従って完了する
機種によってメニュー名が少し違いますが、「SIM」「eSIM」で探せば見つかります。
設定前に確認しておくことを2つ。
- Wi-Fiにつながる場所で作業する:アクティベーションには通信が必要です。すでに別回線でデータ通信できるなら、Wi-Fiがなくても進められます
- 開通の締め時間:キャリアによっては、深夜帯に回線切替を受け付けていないことがあります。急ぎのときほど、日中に手続きしてください
よくある質問
- iPhone 17で物理SIMは使えますか?
-
日本で購入したiPhone 17・17 Pro・17 Pro Max・iPhone Airは、Apple公式が「物理的なSIMカードには非対応」と明記しています。使えるのはeSIMのみで、2回線持つ場合はデュアルeSIMになります。
- iPhone 16eはeSIM専用だと聞きました。
-
日本で購入したモデルは、Apple日本の技術仕様に「デュアルSIM(nano-SIMとeSIM)」と書かれており、物理SIMが使えます。eSIM専用になるのは米国で購入したモデルです。同じ製品でも購入国によって仕様が異なるため、Apple公式の「iPhoneやiPadで使われているSIMの種類を調べる」ページで、自分の機種と購入国を確認してください。
- 物理SIMとeSIMは同時に使えますか?
-
デュアルSIM対応かつ物理SIMスロットのある端末なら、同時に使えます。日本で購入したiPhoneでは16e以前が該当します。iPhone 17以降は物理SIMスロットが無いため、2回線を使う場合はeSIMを2つ登録する形になります。
- 副回線サービスはもう申し込めませんか?
-
個人向けは終了しています。ソフトバンクは2026年8月24日、au/UQ mobileは2026年8月31日にサービスを終了しました。法人向けは継続しています。
- JAPANローミングは自分で切り替えられますか?
-
利用者側では切り替えられません。TCAの説明では、災害などによる障害状況に応じて事業者側が判断して提供する仕組みで、方式(緊急通報のみ/フルローミング)も事業者が決めます。日常の圏外対策としては使えません。
- eSIMは何回線まで保存できますか?
-
iPhone 17の技術仕様には「保存できるeSIMは8つ以上」「2つのアクティブなeSIM」と記載されています。保存はできても、同時に有効にできるのは2回線までです。
- eSIMと物理SIMで通信速度は変わりますか?
-
回線の種類が違うだけで、通信そのものは同じ設備を使います。速度に効くのは契約するキャリア・プラン・場所・時間帯であり、SIMの形ではありません。
まとめ:確認する場所は、公式の1ページでいい

長くなったので、要点だけ置いておきます。
- 2026年9月時点の答えは「機種 × 購入国」で決まる。日本で買ったiPhone 17世代は物理SIMが挿せず、16e以前なら挿せます
- ネットの情報には米国モデルの仕様が混ざっている。「iPhone 16eはeSIM専用」は米国モデルの話で、日本のモデルには当てはまりません
- キャリアが売っていた副回線サービスは2026年8月に個人向けが終了。代わりのJAPANローミングは非常時に事業者が発動する仕組みで、日常の圏外・料金対策はカバーしません
- だから、日常の最適化は自分で2回線を持つしかない。その意味で、併用の価値はむしろ上がっています
- 4社のスタンスは揃っていない。他社回線との組み合わせを公式FAQで案内しているのは楽天モバイルだけでした
- 設定したら発信テストを1回する。緊急通報の経路は、構成の仕方で変わることがあります
迷ったら、Apple公式の「iPhoneやiPadで使われているSIMの種類を調べる」ページで自分の機種を探す。ここがいちばん確実です。私もこの記事を書くにあたって、最終的にはそこで確定させました。



📌 この記事の内容は2026年9月9日時点で各社の公式ページを確認して書いています。機種の追加や料金改定で状況は変わりますので、契約前には必ず公式で最新の情報をご確認ください。
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