NotebookLM × Anki連携ガイド|AI暗記カードの作り方【5つの方法】

NotebookLMのフラッシュカードをAnkiにエクスポートする連携フロー図

※2026年3月、最新情報に更新しました(方法を5つに拡充)

NotebookLMのフラッシュカード機能、使ってみたことはありますか?

PDFや論文をアップロードするだけで、AIが自動的に暗記カードを生成してくれる便利な機能です。ただ、こう思った人も多いはず。

「これ、Ankiに取り込めたら最強じゃない?」

NotebookLMのAI要約力 × Ankiの間隔反復(スペースドリピティション)。この組み合わせは、学習効率の面でかなり理にかなっています。

残念ながらNotebookLMには公式のAnkiエクスポート機能がまだありません。でも、Chrome拡張やスクリプトを使えば簡単に連携できます。この記事では、実際に試して使いやすかった5つの方法を用途別に紹介します。

目次

NotebookLM × Ankiの何がすごいのか

具体的な手順に入る前に、この組み合わせのメリットを整理しておきましょう。

NotebookLMの強み

NotebookLMは、アップロードした資料を元にAIが回答してくれるGoogleのツールです。2026年3月現在の主な学習向け機能はこのあたり。

  • フラッシュカード自動生成: 資料の内容から重要ポイントを抽出してQ&A形式にしてくれる
  • 難易度調整: 簡単 / 標準 / 難しいの3段階で生成レベルを選べる
  • 特定トピックへの絞り込み: 「第3章の内容だけ」のような指定ができる
  • テスト機能: 4択クイズや自由回答形式のテストも生成可能
  • モバイル対応: スマホ版でもフラッシュカードとクイズが利用可能(2025年11月〜)

無料版でも1日10セットまで生成でき、有料プラン(Plus / Business / Enterprise)では上限が大幅に拡大されます。

Ankiの強み

Ankiは、間隔反復アルゴリズムで暗記を効率化するフラッシュカードアプリです。覚えたカードは出題間隔が伸び、苦手なカードは短い間隔で繰り返し出題されるので、最小限の復習で長期記憶に定着させられます。

医学生や語学学習者の間では定番中の定番ツールですね。

組み合わせるとこうなる

フェーズ担当やること
インプットNotebookLM資料をアップロードしてフラッシュカードを自動生成
エクスポートChrome拡張 / スクリプトフラッシュカードをAnki形式に変換
定着Anki間隔反復で効率よく暗記

つまり、「カード作り」という一番面倒な作業をAIに任せて、「覚える」部分だけに集中できるということです。100ページの論文からでも、数分でAnki用カードが完成します。

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方法1: NotebookLM Flashcards Export(イチオシ)

最もシンプルで、初めての人にはこれが一番おすすめです。

できること

  • NotebookLMのフラッシュカードをAPKG形式で直接エクスポート
  • APKG形式はAnkiのネイティブフォーマットなので、そのままインポートできる
  • CSV形式でのエクスポートにも対応
  • クラウドバックエンド(Google Cloud Run)で変換処理するのでローカル環境不要

手順

Step 1: Chrome拡張をインストール

Chrome Web Storeで「NotebookLM Flashcards Export」を検索してインストールします。

Step 2: NotebookLMでフラッシュカードを生成

NotebookLMにソース(PDF、Webページ、テキストなど)をアップロードし、Studioパネルから「フラッシュカード」を選択。必要に応じて難易度やトピックを指定して生成します。

Step 3: エクスポート

フラッシュカードが表示された状態で、拡張機能のExportボタンをクリック。形式は「APKG」を選びます。

Step 4: Ankiにインポート

Ankiデスクトップ版を開き、「ファイル」→「読み込む」でAPKGファイルを選択。デッキが自動的に作成されます。

メリット・デメリット

メリットデメリット
APKG形式で直接インポートできるChrome拡張が必要
操作がシンプル(1クリック)細かいカードのカスタマイズは不可
デッキ名を指定できるNotebookLMのUI変更で動作しなくなる可能性あり

方法2: AnkiNLM(数式を使う人向け)

数学や物理など、数式を含む資料を扱う人にはこちらがおすすめです。

できること

  • NotebookLMのフラッシュカードをCSV形式でダウンロードまたはコピー
  • LaTeX / 数式のフォーマットを保持してエクスポートできる
  • Ankiインポート時にField 1 → Front、Field 2 → Backのマッピングが可能

手順

Step 1: Chrome拡張をインストール

Chrome Web Storeで「AnkiNLM」を検索してインストールします。

Step 2: NotebookLMでフラッシュカードを生成

方法1と同じです。

Step 3: CSVをダウンロード

フラッシュカードの下部に追加される「Download CSV」ボタンをクリック。または「Copy CSV」でクリップボードにコピーもできます。

Step 4: Ankiにインポート

Ankiの「ファイル」→「読み込む」からCSVファイルを選択。フィールドの割り当てで「Field 1 → Front」「Field 2 → Back」に設定してインポートします。

メリット・デメリット

メリットデメリット
LaTeX / 数式に対応APKGには非対応(CSVのみ)
コピー機能で他ツールとも連携しやすいAnkiインポート時にフィールド設定が必要

方法3: Yet Another LM Extractor(複数形式で出力したい人向け)

JSON、CSV、APKGの3形式で同時出力できるので、Anki以外のツールとも連携したい場合に便利です。

できること

  • 3形式同時出力: JSON / CSV / APKG
  • デッキ名をカスタム入力できる
  • オープンソース(GitHubで公開

手順

Step 1: Chrome拡張をインストール

GitHubリポジトリからインストールするか、Chrome Web Storeで検索します。

Step 2: NotebookLMでフラッシュカードを生成

方法1と同じです。

Step 3: デッキ名を入力してエクスポート

拡張のポップアップでデッキ名(例: 「生物学 第5章」)を入力し、欲しい形式を選んでエクスポートします。

Step 4: Ankiにインポート

APKG形式なら方法1と同じ手順、CSV形式なら方法2と同じ手順でインポートします。

メリット・デメリット

メリットデメリット
3形式同時出力GitHubからのインストールが少しハードル高め
オープンソースで透明性が高いUIは方法1・2よりシンプル

方法4: NotebookLM4Anki(Pythonスクリプト版)

Chrome拡張を使わず、Pythonスクリプトで変換したい人向けの方法です。

できること

  • NotebookLMからコピーしたフラッシュカードをCSVからAnki用TSVに変換
  • ローカル環境で完結するのでデータがクラウドに送られない
  • カスタマイズ性が高い(スクリプトを自由に編集できる)

手順

Step 1: リポジトリをクローン

NotebookLM4Anki(GitHub)からリポジトリをクローンまたはダウンロードします。

Step 2: NotebookLMでフラッシュカードをコピー

NotebookLMで生成したフラッシュカードをコピーし、flashcards.csv ファイルとしてスクリプトと同じフォルダに保存します。

Step 3: スクリプトを実行

python convert.py

anki_*.tsv ファイルが生成されます。

Step 4: Ankiにインポート

Ankiの「ファイル」→「読み込む」からTSVファイルを選択。区切り文字がタブであることを確認してインポートします。

メリット・デメリット

メリットデメリット
データがローカルで完結するPython環境が必要
スクリプトを自由にカスタマイズできる操作ステップが多い
Chrome拡張不要非エンジニアにはハードル高め

方法5: NotebookLMのチャットで手動エクスポート(拡張なしでOK)

Chrome拡張もスクリプトも使いたくない場合は、NotebookLMのチャット機能を活用して手動でエクスポートする方法もあります。

手順

Step 1: NotebookLMでフラッシュカードを生成

通常どおりフラッシュカードを生成します。

Step 2: チャットでCSV出力を指示

NotebookLMのチャットに以下のように入力します。

「生成したフラッシュカードの内容を、CSVフォーマット(1列目:表面の質問、2列目:裏面の回答)で出力してください。区切りはセミコロンでお願いします。」

Step 3: 出力をテキストエディタに貼り付け

出力されたCSVテキストをコピーし、テキストエディタに貼り付けて .txt または .csv で保存します。

Step 4: Ankiにインポート

Ankiの「ファイル」→「読み込む」でファイルを選択。区切り文字を「セミコロン」に設定してインポートします。

メリット・デメリット

メリットデメリット
追加ツール不要手作業が必要
どのブラウザでも使える大量のカードには不向き
NotebookLMのUI変更に影響されないフォーマットの微調整が必要な場合がある

作業環境を快適にする充電器|2商品ピックアップ

NotebookLMやAnki作業はノートPCの稼働時間が長くなりがち。デスクで安心して長時間使える高出力USB-C充電器を2商品紹介します。

① Anker Prime 240W Charger (4 Ports)

⑤ Apple 96W USB-C電源アダプタ

5つの方法の比較まとめ

どの方法を選ぶか迷ったら、この表を参考にしてみてください。

比較項目Flashcards ExportAnkiNLMYet Another LM ExtractorNotebookLM4Anki手動エクスポート
おすすめ度★★★★★☆★★☆★★☆★☆☆
出力形式APKG / CSVCSVAPKG / CSV / JSONTSVCSV / TXT
数式対応LaTeX対応
インストールChrome Web StoreChrome Web StoreGitHub / Chrome Web StoreGitHub(Python)不要
難易度かんたんふつうふつうやや難しいかんたん
データの安全性クラウド送信ありローカル完結ローカル完結ローカル完結ローカル完結

迷ったら「NotebookLM Flashcards Export」を選んでおけば間違いありません。 APKG形式でそのままAnkiに放り込めるのが圧倒的にラクです。

数式を含む教材を扱うなら「AnkiNLM」、データをクラウドに送りたくないなら「NotebookLM4Anki(Python版)」、ツールを一切入れたくないなら「手動エクスポート」という使い分けになります。

もっと効率よく使うためのTips

1. ソース資料の質がカードの質を決める

NotebookLMは「アップロードされた資料に基づいて」フラッシュカードを生成します。つまり、資料が雑だとカードも雑になります。

  • PDFは本文がテキストとして読み取れるものを使う(スキャン画像PDFは精度が落ちる)
  • Webページはメインコンテンツがしっかりしているものを選ぶ
  • 自分でまとめたノートをアップロードするのも効果的

2. 難易度設定を活用する

NotebookLMのフラッシュカード生成では、難易度を3段階で設定できます。

  • 簡単: 基礎用語の定義、Yes/No系の問題
  • 標準: 概念の説明、因果関係の問題
  • 難しい: 応用問題、複数概念の統合

最初は「標準」で生成して、苦手な分野だけ「簡単」で補強する使い方がおすすめです。

3. トピック指定で精度を上げる

200ページの教科書をまるごとアップロードすると、カードが広く浅くなりがちです。フラッシュカード生成時にチャットで「第3章の免疫系に関する内容だけでカードを作って」のように絞り込むと、ピンポイントで良質なカードが出来上がります。

4. Ankiのタグを活用する

インポートしたカードにはAnki側でタグを付けておくと管理がラクになります。例えば:

  • NotebookLM::生物学::第3章
  • NotebookLM::情報処理::ネットワーク

こうしておけば、「今日は生物学の第3章だけ復習」ということが簡単にできます。

5. モバイルでの復習サイクルを作る

NotebookLMのモバイル版でもフラッシュカードを閲覧できるようになりましたが、間隔反復の仕組みがないため、暗記効率ではAnki側で復習するのがベストです。

Ankiデスクトップ版でインポート → AnkiWebで同期 → AnkiMobile(iOS)またはAnkiDroid(Android)で通勤中に復習、というサイクルが最強の学習フローです。

まとめ

NotebookLMのフラッシュカードをAnkiに連携する方法は、現時点ではChrome拡張やスクリプトを使うのがベストです。

  • 手軽に始めたい人 → NotebookLM Flashcards Export(APKG直接出力)
  • 数式を扱う人 → AnkiNLM(LaTeX対応)
  • 複数形式で出力したい人 → Yet Another LM Extractor
  • ローカル完結がいい人 → NotebookLM4Anki(Python)
  • ツール不要で試したい人 → NotebookLMチャットで手動エクスポート

公式の連携機能はまだ実装されていませんが、コミュニティのツールが十分に実用的なレベルに達しています。資料を読む時間はNotebookLMに任せて、覚える時間だけAnkiで確保する。この組み合わせ、一度試してみると戻れなくなるかもしれません。

NotebookLMの基本的な使い方や全機能については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 「NotebookLMの全機能を本気で全部書く【2026年完全版】

よくある質問(FAQ)

NotebookLMのフラッシュカードは無料で使えますか?

はい、無料版でも1日10セットまで生成できます。Google One AI Premium(月額$19.99)に含まれるPlus版では上限が大幅に拡大され、さらに上位のUltra版では1日1,000セットまで利用可能です。

NotebookLMからAnkiにフラッシュカードを移す一番簡単な方法は?

Chrome拡張「NotebookLM Flashcards Export」がおすすめです。1クリックでAPKG形式(Ankiのネイティブフォーマット)にエクスポートでき、Ankiにそのままインポートできます。

AnkiWebやAnkiMobileでもインポートできますか?

APKG / CSVファイルのインポートはAnkiデスクトップ版(Windows / Mac / Linux)で行う必要があります。インポート後、AnkiWebと同期すればスマホのAnkiMobile(iOS)やAnkiDroid(Android)でも利用可能です。

Chrome拡張なしでNotebookLMからAnkiに取り込む方法はありますか?

あります。NotebookLMのチャット機能で「フラッシュカードの内容をCSV形式で出力して」と指示すれば、手動でAnkiにインポートできるファイルを作成できます。またGitHub公開のPythonスクリプト「NotebookLM4Anki」を使う方法もあります。

Chrome拡張が動かなくなったらどうすればいいですか?

NotebookLMのUI変更により、拡張が一時的に動作しなくなることがあります。まず拡張を最新版に更新してみてください。それでも動かない場合は、NotebookLMのチャットに「フラッシュカードの内容をCSV形式(カンマ区切り、表面と裏面の2列)で出力して」と指示して手動エクスポートする方法もあります。

NotebookLMとAnkiの組み合わせはどんな学習に向いていますか?

用語や概念の暗記が多い学習に特に向いています。医学・薬学、語学、資格試験(情報処理、簿記、FPなど)、大学の試験勉強などで効果を発揮します。逆に、実技やプログラミングのような「手を動かす」学習にはあまり向いていません。

数式を含むフラッシュカードをAnkiに取り込むには?

Chrome拡張「AnkiNLM」を使うのがおすすめです。LaTeXフォーマットを保持したままCSVエクスポートできるので、数学・物理・化学など数式が多い教材でもAnkiで正しく表示されます。

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NotebookLMのフラッシュカードをAnkiにエクスポートする連携フロー図

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この記事を書いた人

【WorkTypes(ワークタイプス)】
北海道を拠点に、Web制作・SNS運用・マーケティング支援を行う個人事業所です。
ガジェット・IT・副業・働き方に関する情報を発信するメディア「WorkTypesLab」を運営しています。
最新テクノロジーとリアルな現場経験を活かし、実用的でわかりやすいコンテンツづくりを心がけています。

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