Claude Codeでブログ記事を書く人は増えている。でも毎回プロンプトをゼロから考えたり、過去記事との整合性を手動で確認したりしていないだろうか。
筆者は週7本のブログ記事を、Claude Code × Obsidian連携で半自動化している。既存Vaultを読み込ませ、過去記事のトーンを学習させた上で新規記事を書かせる。完成までの工程が体感1/3になった。
この記事では、実際に運用している連携ワークフローとコピペで使えるプロンプトテンプレ3種を公開する。2026年に入って急速に広がっているObsidian Smart ConnectionsプラグインとClaude Code MCP連携の活用法も盛り込んだ。
連携ワークフローの全体像

目指す状態
- 記事テーマを1行で指定するだけで
- 過去記事のトーン・内部リンク・SEO設計を踏まえた
- 最終形に近いMarkdown記事が自動生成される
全体フロー
[テーマ指定]
↓
[Claude Code起動(Vault配下で)]
↓
[Vault内の関連記事を自動参照]
↓
[SEO設計 → 記事構成 → 本文生成]
↓
[内部リンク候補を自動抽出]
↓
[Obsidianで最終チェック・修正]
↓
[WordPressへ投稿]
事前準備
1. Obsidian Vaultのフォルダ構成

Vault/
├── articles/ # 公開済み記事
│ ├── 2026-04-18_xxx.md
│ └── ...
├── drafts/ # 下書き
├── templates/ # テンプレート
│ ├── blog-new.md
│ ├── blog-review.md
│ └── blog-rewrite.md
├── references/ # 参考資料・メモ
└── CLAUDE.md # Claude Code用のVault運用ルール
2. CLAUDE.md の配置
VaultルートにCLAUDE.mdを置いて、Claude Codeの振る舞いを設定する。
# Vault運用ルール(Claude Code用)
## 記事のトーン
- 硬すぎず「〜してみた」程度のカジュアルさ
- 体験談を冒頭に配置
- SEO重視だが不自然なキーワード詰め込みは避ける
## SEO構造
- H1 = 記事タイトル
- H2 = 大見出し(3〜7個)
- H3 = 中見出し
## 禁止事項
- 絵文字の使用(絵文字はアイキャッチ画像指示以外で使わない)
- 過度に誇張した表現
- 裏取りのない断定
## 内部リンクルール
- articles/ 配下の関連記事から3〜5本選定
- カテゴリ・タグで関連性を判断
- 記事末尾「関連記事」セクションに配置
3. Claude CodeをVault配下で起動
cd /path/to/Vault
claude code
これでClaude CodeがVault全体を認識し、既存記事を参照した生成が可能になる。
4. Smart Connectionsプラグイン(併用がおすすめ)
Obsidian側でSmart Connectionsを導入すると、BGE-microデフォルトのローカル埋め込みでVault横断検索が可能に。Claude Code本体とは別経路で、Obsidian UI内でもAI応答が得られる。2026年はさらにMCPサーバ経由でClaude CodeとObsidianをつなぐ構成も人気が高い。
プロンプトテンプレ3種(コピペOK)

テンプレ1:新規記事作成
articles/ 配下の既存記事を参照し、以下のテーマで新規記事を作成してください。
【テーマ】{{ここにテーマを入力}}
要件:
- SEO情報(タイトル・メタディスクリプション・スラッグ・タグ)を先頭に記載
- 本文はマークダウン形式で3000〜5000字
- H2を5〜7個、各H2配下にH3を2〜3個
- 冒頭300字に体験談または具体事例を配置
- 末尾に「関連記事」セクションを設置し、articles/ 配下から3本選定
- アイキャッチ画像指示を末尾に記載(白黒基調・AI感排除・文字なし)
CLAUDE.md のルールを厳守してください。
出力は drafts/YYYY-MM-DD_スラッグ名.md に保存してください。
テンプレ2:リライト記事
articles/ 配下の {{対象記事ファイル名}} をリライトしてください。
リライト方針:
- 本文のテキストのみを編集(画像ブロックは保持)
- 冒頭に「最終更新: YYYY-MM-DD」を記載
- 最新情報(2026年4月時点)に更新
- 見出し構成は原則維持、必要に応じて追加
- 内部リンクを再チェックし、古いリンクは最新記事に差し替え
- CTRが低いためタイトル・メタディスクリプションの改善案を提示
出力は drafts/rewrite-YYYY-MM-DD_元スラッグ名.md に保存してください。
テンプレ3:SEO分析+記事提案
以下のGSCデータを分析し、次週書くべき記事テーマを5つ提案してください。
【GSCデータ】
{{CSVやテキストで貼り付け}}
要件:
- 表示回数が多くCTRが低いキーワードから選定
- 既存articles/ と重複しないテーマを優先
- 各テーマについて「狙うキーワード」「想定読者」「記事構成案」を簡潔に
- 既存記事から内部リンクできる候補を示す
出力は references/content-ideas-YYYY-WXX.md に保存してください。
実際の運用フロー(週7本体制)

日曜日:週次計画
- GSC・GA4データをエクスポート
- テンプレ3でテーマ選定(5〜7本)
- テンプレ1で新規記事7本の下書き一括生成
- Obsidianで各記事を目視チェック
所要時間:合計2〜3時間(従来は1日仕事)
月〜土:日次運用
- 朝:当日予定記事を最終チェック
- WordPress管理画面で予約投稿設定
- アイキャッチ画像生成(DALL-E)
- SNS告知文案を確認・予約投稿
所要時間:1記事あたり30分程度
その他タスク
- リライト記事:テンプレ2で下書き生成 → 目視編集 → 既存記事に反映
- SEO分析:月1回テンプレ3で実施
便利テクニック5選

1. 過去記事のトーン学習を強化
Vault内に「voice-samples.md」を用意し、自分が書いた良い記事の冒頭300字だけを抜粋。Claude Codeに「このトーンで書いて」と指示すると再現性が上がる。
2. 内部リンクの自動抽出
articles/ 配下を走査し、今回のテーマ「XX」と関連性が高い記事を5本ピックアップ。スラッグと記事タイトルを表形式で出力してください。
既存記事の掘り起こしが秒で終わる。
3. リライト対象の自動選定
articles/ 配下の全記事について、ファイルの最終更新日と2026年4月1日を比較。3ヶ月以上更新されていない記事を、公開日古い順でリストアップしてください。
リライト計画が自動で立つ。
4. スケジュール表の自動生成
templates/schedule-template.md を参考に、来週分(YYYY-WXX)のコンテンツスケジュールを marketing/content-plan/YYYY-WXX.md として作成してください。
5. 画像プロンプトの自動化
各記事の末尾「アイキャッチ画像指示」をClaude Codeに読ませてDALL-Eプロンプトに変換。Obsidian Dataviewと組み合わせると週次で一括生成できる。
運用の注意点

Claude Codeの出力は必ず目視確認
- 事実関係の誤り(特に価格・日付・数値)
- 内部リンクの404チェック
- SEO構造の妥当性
プライバシー情報の扱い
Vaultに個人情報・顧客情報を含める場合、Claude Codeの利用規約を確認。Anthropicはデータ収集しない設計だが、念のため分離推奨。
依存しすぎない
AIに任せすぎると記事が均質化する。自分の視点・体験を必ず最終段階で注入すること。
よくある失敗と対処
- 過去記事と似たような文章ばかり出る
-
CLAUDE.mdに「既出表現を避ける」「新しい切り口を優先」を明記。
- 事実が古い・間違っている
-
テンプレに「裏取り必須の情報は要確認マークを付ける」指示を追加。
- 長すぎる・短すぎる
-
文字数を指定+「各見出しの目安文字数」も指定。Claude Codeは指示に素直。
- 内部リンクが適切でない
-
articles/ 配下のフロントマター(tags/category)を整備。メタデータが肝。
まとめ

- Claude Code × Obsidian連携で記事執筆を半自動化できる
- Vaultにarticles/・drafts/・templates/・CLAUDE.mdを配置
- プロンプトテンプレ3種(新規・リライト・SEO分析)で運用を型化
- 週次で2〜3時間、日次で30分/記事の運用が可能
- 最終チェックは必ず自分で。AI任せすぎは禁物
この連携を始めて半年、ブログ運営の時間効率が3倍になった。テキストを書く作業そのものを楽しみつつ、定型業務はClaudeに任せる。これが2026年のブロガーの基本スタイルだと感じている。

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