はじめに:クラウドストレージは「必須インフラ」
データを持ち歩かなくても、いつでも・どこでもアクセスできるクラウドストレージは、在宅ワーカーから学生、ビジネスユーザーまで幅広く利用されています。
ただし、主要サービスだけでも iCloud・Google Drive・OneDrive があり、
「どれを選べば良いのかわからない」という声は多いです。
この記事では、この3大クラウドを 料金・容量・使いやすさ・連携機能 の観点から徹底比較し、自分に最適なストレージ選びをサポートします。
iCloudの特徴(Appleユーザー向け)

- 強み
- iPhone・iPad・Macとの連携が抜群
- 写真や動画の自動バックアップが便利
- 「iCloudキーチェーン」でパスワードも安全管理
- 料金プラン(日本/2025年時点)
- 50GB:130円/月
- 200GB:400円/月
- 2TB:1,300円/月
- 向いている人
- Apple製品を複数台持っている人
- 写真・動画をiCloudフォトで自動同期したい人
Google Driveの特徴(Googleサービス中心)

- 強み
- GmailやGoogleドキュメントとシームレスに連携
- 共有・共同編集機能が強力
- 検索性能が高く、ファイルをすぐ見つけられる
- 料金プラン(Google One/日本)
- 100GB:250円/月
- 200GB:380円/月
- 2TB:1,300円/月
- 向いている人
- Google Workspaceを日常的に使う人
- 複数人で共同作業をする機会が多い人
OneDriveの特徴(Microsoftユーザー向け)

- 強み
- Windows 11に標準搭載、Officeとの相性が抜群
- 「Microsoft 365」に加入すれば1TB×人数分の大容量が利用可能
- ファイルのバージョン管理に強い
- 料金プラン(日本)
- 100GB:224円/月
- Microsoft 365 Personal:1,490円/月(1TB)
- Microsoft 365 Family:2,100円/月(1TB×6人)
- 向いている人
- Word・Excel・PowerPointをよく使う人
- 家族やチームでまとめて使いたい人
主要ポイント比較表
項目 | iCloud | Google Drive | OneDrive |
---|---|---|---|
容量プラン | 50GB〜2TB | 100GB〜2TB | 100GB〜1TB(Microsoft 365で拡張) |
料金 | 月130円〜 | 月250円〜 | 月224円〜 |
強み | Apple製品連携 | Googleサービス連携 | Microsoft製品連携 |
共同編集 | △ | ◎ | ○ |
写真管理 | ◎ | ○ | ○ |
ビジネス利用 | △ | ◎ | ◎ |
選び方のポイント
- Apple製品が中心 → iCloud
- Googleサービス(Gmail/Docs/Sheets)を使う → Google Drive
- Office(Word/Excel/PowerPoint)が中心 → OneDrive
つまり、選択の決め手は 「普段どのサービスを一番使っているか」 に尽きます。
まとめ:クラウドストレージは生活スタイルに合わせて選ぶ
クラウドストレージはどれも優秀ですが、強みは異なります。
- Apple派 → iCloud
- Google派 → Google Drive
- Microsoft派 → OneDrive
複数を併用するのも選択肢のひとつです。
例えば、写真はiCloud、仕事はGoogle Drive、Office資料はOneDriveと使い分ければ、それぞれの強みを活かせます。
よくある質問(FAQ)
- 無料プランだけで十分ですか?
-
写真や動画を大量に保存するなら有料プランが必須。文書やPDF程度なら無料プランでも足ります。
- 複数のクラウドを併用しても問題ない?
-
問題ありません。むしろ使い分けることで利便性が高まります。
- セキュリティは安全ですか?
-
各社とも暗号化や二段階認証に対応しており安全ですが、パスワード管理を徹底する必要があります。
- どのサービスが一番速いですか?
-
通信環境や利用地域によりますが、大差はありません。Google Driveは検索・同期速度が高評価です。
- ビジネス利用ならどれがおすすめ?
-
Microsoft Officeを多用するならOneDrive、共同編集が多いならGoogle Driveがおすすめです。
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