USB PD(Power Delivery)とは?仕組みと対応製品を解説【初心者向け】

USB PDとは何か?初心者にもわかりやすく仕組みや対応製品を徹底解説|2025年版

「USB PD(Power Delivery)」という言葉を見かけるけど、実際はよく分からないという方も多いはず。

本記事では、USB PDの意味・従来との違い・対応デバイス・選び方を初心者にもわかりやすく解説し、実際におすすめの対応製品も紹介します。

目次

USB PDとは?

USB PD(Power Delivery)とは、USBケーブルを通じて大電力の充電を可能にする規格です。

従来のUSB充電では最大でも5W〜12W程度でしたが、USB PDでは最大240W(USB PD 3.1対応)まで対応できるようになっています。

つまり、「スマホだけでなく、ノートパソコンやタブレットもUSBで急速充電できる」時代を実現するのがUSB PDです。

なぜUSB PDが必要なのか?

従来のUSB(USB-A)ではスマホや小型ガジェットの充電が主な用途でした。

しかし、MacBookやiPad Proなど、消費電力が高いデバイスが主流になってきた今、より高出力の充電規格が求められています。

また、USB PDはケーブル1本で「充電+データ転送+映像出力」も可能なため、利便性の向上や配線の簡素化にも大きく貢献しています。

USB PDの特徴まとめ

  • 最大240Wまでの給電が可能(PD 3.1)
  • デバイス間で電力のやり取りが可能(スマホ⇔PCなど)
  • 充電速度が飛躍的にアップ(特に20W以上から実感しやすい)
  • USB-Cコネクタを前提とした設計
  • 映像出力・データ通信との同時利用が可能

USB PDのバージョン別 出力早見表

バージョン最大出力対応例
PD 2.0最大100WMacBook Pro(旧モデル)等
PD 3.0最大100W現行ノートPC、タブレット
PD 3.1最大240W一部ゲーミングPC・周辺機器

※注意:最大出力はケーブル・アダプター・デバイスすべてが対応している必要があります。

対応している主なデバイス

  • MacBook Air / Pro(2016年以降)
  • iPad Pro / iPad Air(USB-Cモデル)
  • iPhone 8以降(Lightning to USB-C経由でPD対応)
  • Androidスマートフォン(Pixel / Galaxy など)
  • USB-Cポート搭載のノートパソコン全般

初心者にもおすすめのUSB PD対応製品5選

1. Anker Nano II 65W 急速充電器(GaN採用)

  • 超小型でMacBook Airにも十分な65W出力
  • GaN搭載で発熱も少ない
  • 折りたたみプラグで持ち運びも楽々

2. Belkin 100W USB-C to USB-Cケーブル

  • PD 3.0対応で高速充電OK
  • 長期間使える高耐久仕様
  • Apple製品とも相性◎

3. CIO NovaPort DUO 65W(2ポート)

  • USB-C×2で2台同時充電に対応
  • 自動出力振り分け機能付き
  • iPhone+MacBookの同時充電もOK

4. Apple 35WデュアルUSB-Cポート電源アダプタ

  • Apple純正品の安心感
  • iPad+iPhoneなど2台同時充電対応
  • デザインもスマートでApple製品と調和

5. Satechi USB-Cマルチハブ(PD対応)

  • ハブ兼充電用として使える万能デバイス
  • HDMI出力・USB-Aポート搭載
  • デスク回りの配線整理にも効果的

よくある質問(FAQ)

USB PDに対応しているかはどうやって確認する?

製品スペックに「PD対応」や「Power Delivery対応」と明記されています。また、充電器・ケーブル・デバイスのすべてがPD対応である必要があります。

iPhoneもUSB PDで急速充電できる?

Lightning to USB-Cケーブルを使えば可能です。iPhone 8以降が対応。

出力が高すぎる充電器を使っても大丈夫?

問題ありません。出力が高い充電器でも、接続されたデバイス側が必要な電力だけを受け取ります。

まとめ:USB PDは今後の充電スタンダード

USB PDは、スマホからノートパソコン、さらには一部の家電まで対応が進んでおり、今後の充電の主流になる規格です。

特に外出先での高速充電やデバイス一元化を考えるなら、USB PD対応製品の導入は必須といえるでしょう。

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この記事を書いた人

【WorkTypes(ワークタイプス)】
北海道を拠点に、Web制作・SNS運用・マーケティング支援を行う個人事業所です。
ガジェット・IT・副業・働き方に関する情報を発信するメディア「WorkTypesLab」を運営しています。
最新テクノロジーとリアルな現場経験を活かし、実用的でわかりやすいコンテンツづくりを心がけています。

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